油性ペンキのしみの落とし方、染み抜き(しみ抜き)
ペンキのしみはかなり強敵です。
しかも、スピードが命で時間が経てば経つほど落ちにくくなります
当社の事例でもペンキがついてすぐ(2時間ほど)クリーニング工場へお持込になられた時は油性処理で一瞬にしてキレイに落ちましたが、時間が経ってからお持込になられたお品物は完全に落とす事はできませんでした。
こちらには基本的な落とし方を記載しますが、なにより1秒でも早くクリーニング店にお持込する事が一番安全だと覚えておいてください。
用意するもの
・ベンジン、またはシンナー
・歯ブラシ
・汚れてもいいタオル
落とし方
1.しみの下にタオルを敷きます。
2.しみにベンジンをつけ、歯ブラシの柄でトントンと叩き、しみを取り除きます。
※色落ちする可能性があるので、目立たない部分でテストしましょう。
3.タオルの位置をずらしながら、しみが無くなるまで根気強くトントンします。
※基本的には擦ってはいけません。ペンキをたたき出す感覚で作業してください。
4.しみが落ちたのを確認し、通常通り洗濯します。
ポイント
油性ペンキは乾く前に処理してしまうことが重要です。
ついたらペンキはなるべく早く対処しましょう。
綿などの強い繊維の場合には柄で軽く叩くだけでなく、ブラシで擦ってもよいでしょう。
ただし、力を入れすぎると毛羽立ったり、生地が傷む可能性があるので様子を見ながら少しずつ力を入れていきましょう。
注意点
ベンジンの使い方には注意が必要です。
・引火性があるので換気して風通しの良い環境で使用する。
・輪じみになりやすい。
・柄や素材によっては色が抜けたりする場合がある。(生地の裏など目立たない場所で事前にテストを行う必要がある。)
以上のような注意点があります。
心配な方はプロのクリーニング店に依頼してください。
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