麻の洗濯方法
麻のお洋服を自宅で洗濯
今回は麻の洗濯方法について書きたいと思います。
麻は通気性がよく、着心地も爽やかで、夏の衣類としてはとても人気があります。
ただ、洗濯、アイロン掛けなどのアフターメンテナンスに関しては、取り扱いが難しい素材です。
まず、とてもしわになりやすいです。
家庭用アイロンでは、十分にしわを伸ばすのが難しく、状態によってはアイロン掛けだけに膨大な時間を費やす事になります。
また、染色堅牢度(変色、退色に対する抵抗性)が弱く、色柄物の場合には水洗い×ドライクリーニングしてください(ご家庭では洗わないでください)という物もあります。
・麻の洗濯方法
1.デリケート衣類用の洗剤を水かぬるま湯に入れ、押し洗いします。
2.十分にすすぎます。
3.洗濯機の脱水機能でしたら10秒程、若しくはタオルで包み込むようにして水気を取る。
4.風通しの良い場所で、陰干しします。
・洗濯時のポイント
しわを作らない工夫が必要です。
強い力で脱水するとしわがつきやすいので、3工程のようになるべく負荷をかけないよう注意してください。
水洗い×の場合は、クリーニング出すか、色落ちテストを行い、自己責任に於いて家庭洗濯していただくようお願いします。
先ほども述べましたが、水洗い×の理由は色落ちに関する問題であると思われます。
繊維自体は水洗いしても問題ありません。
・アイロン掛けのポイント
完全に乾いてしまうとしわが伸びにくくなるので、半乾きの状態か、霧吹きで湿らせてからアイロンを掛けます。
また、麻はテカりが出やすいので、必要に応じて当て布をするようにしましょう。
アイロン掛けのしやすさは、その前の洗濯方法によって左右されます。
脱水方法に注意し、ハンガーにかける時には、手で整形するのを忘れずに。